The bitter cold weather!
コロラド州はロッキー山脈のすぐ東の麓に位置しており、冬は何かとアルペン競技があちこちのスキー場で行われるため、雪深いイメージがありますが、実は大半の人が住んでいる平地に根雪が積もることは滅多にありません。というより、むしろ日本の冬より暖かく、スタッドレスタイヤを履いている車もあまり見かけません。
大雪が降ったとしても、翌日天気が回復し 日中の気温10~15℃、湿度10~20%という気候に戻るため、あっという間に消えてなくなる場合がほとんどです。真夜中は-5℃まで冷え込むので(朝晩の気温差10℃以上です(汗))、運転する時は月に1回ほどブラックアイスバーンに注意が要りますが、それ以外は本当に温和な気候です。
しかし、コロラドに住む人達は、1シーズンに 2、3度は極寒な日を体験します。一昨年、去年とブログには書いていませんでしたが、先月の中旬頃、あまりにもcrazyな気温低下を体験したので記事にしてみようと思いました。
前置きが長くなってしまいましたが、上の天気図は、そのときのもので、北極の寒気団がカナダを超えてアメリカ北部まで南下していたときの様子を示しています。左側のLマーク(低気圧)の☆付近がデンバーかな。
その寒気団が南下してくるまで少し晴れ間があったのですが、ご覧のようにアパート敷地内の池は完全に凍ってしまいました↓ 天気は良かったのですが気温は氷点下でした。。。
そしてこのあと、天気図通り、天気は悪くなりどんどん気温が下がっていくことに。。。
そのときの週間天気予報です↓
上の数値は最高気温、下は最低気温を並べていますが、
この天気予報の恐ろしいところは、気温を表わす単位です!!
アメリカは日本と違って、気温は ℃(セルシウス)ではなく °F(ファーレンハイト)で表わされます。つまり、セルシウスで表わせば、なんと日曜日は、最高-12℃、最低-24℃だったのです!!! 最高 -12℃って。。。
マイナス2桁が、少なくとも4日は続きました。
日中もずっと薄暗くて、ラボメンバーと一緒に crazy! crazy! と言っていました。
尋常ではない極寒となったため、テレビではemergency caution として低温警報が夜中流れていました。アパートの暖房をフル稼働しても部屋が寒くて、ポータブルの電熱ストーブを追加してもまだ肌寒かったです(涙)。
ただ不運にも、同僚のジョニーの家ではヒーターが深夜に壊れて、寝ずにずっと業者さん対応の日があったそうです。かわいそう。。。
最近は気温も日中12、3℃まで回復して、また温和な日が続いています。
渡り鳥も近くの公園で過ごしやすそうにしています(↓下写真)。この渡り鳥、カナディアン・グースという名前で、文字通りカナダからやって来ます。カナダはこの時期 冒頭の天気図にもあるように厳寒な北極寒気団で覆われているので、アメリカまで越冬しにやってくるのです。
ここまでいると圧倒されますね。
それまで、bitter cold な天候が訪れませんように、と願うのでした。。。
p.s. Thank you so much for giving me above weather charts, Maureen! ;-D
by ashimayu27
| 2013-02-05 01:41
| 出来事